のざわテットーひろば・コモンセンス

のざわテットーひろば・コモンセンスとは

これは、ひろばに関わるすべての人が、自分の判断で動くための「考え方の土台」です。子どもや利用者のためになると感じたとき、この指針に沿って、自由にしなやかに判断し、関わり合う場でありたいと願っています。

1. テットーは、子どもが主役のひろばです。

子どもは管理される存在ではなく、自ら選び、感じ、試し、失敗することで育ちます。
大人はそのプロセスを見守り、時にともに遊びます。

2. テットーは、自由と安全が両立する場です。

どろんこになる、木に登る、ケンカする、つくる、壊す、ぼーっとする。
テットーはその自由を奪わず、できる限り制限せずに見守ります。でも、誰かが大きなケガをしそうな ときや命に関わるような危険があるときには、迷わず止めます。

3. テットーは、おしゃべりで、おせっかいで、しらんぷりしない場です。

名前を呼び合い、気になることに口を出し、時にはそっと寄り添います。
小さな声も、大切に拾い上げます。

4. テットーは、来園者みんなで育てていく場です。

共につくり、感じ、支え合う仲間としてこの場所を大切にします。
親もその一員として、場づくりに関わることで、子どもと一緒に育っていきます。

5. テットーは、まちぐるみで子どもを育む場です。

テットーは、親子だけでなく、近隣の方々ともゆるやかにつながり、地域全体で子どもの育ちを支える場でありたいと考えています。

地域の皆さんにとっても、誰かと話したり、ちょっと立ち寄ったりできる場所があることが、日々の安心や楽しさにつながります。

2025年4月1日 NPO法人 野沢3丁目遊び場づくりの会

策定の背景

ある日、お当番さんから「来園者さんが家族との関係に悩んでいるようだ」と相談がありました。話を聞くことはできたけれど、それ以上どう関わっていいかわからず、もどかしさが残ったと言います。

その出来事をきっかけに、もう少し踏み込んだ“おせっかい”ができてもいいのでは、と感じました。マニュアルではなく、その場にいる人が考えて動けるように——そんな思いから、この指針が生まれました。