ああ、きてしまった。
ことしも、こわいこわいあいつが。
いえもんが、トイレにうずくまっているあいだに、こわいこわいおにがきてしまったのだ。
2月1日(土)、それは2月にしては暖かい日。
「節分」ということで、今年もたくさんの子どもたちが集まりました。
最初は手遊びやうたをみんなで歌って楽しんでいたら…。
突然、室内から鬼がやってきたのだ。
持っている豆をしきりに投げて応戦する子や、怖くて豆を投げられない子も。
もはや、顔を見ることはできない…。
隅っこに逃げていても、鬼はとことん追ってくる…。
しばらくしたら、太鼓の合図がして、鬼はそそくさと帰っていく…。
「わかった、今日はもう悪さはしないぞ。でもまた来年やってくるからな!」
そう言って、鬼は去っていきました。
嵐のように過ぎ去った鬼の襲来。
泣き叫んでいた子も、泣き疲れた様子。「あ~、こわかった」。
テットーひろばにも、いつもの平穏がかえってきました。
パパもひと安心で、うとうと。
でも、「来年も来るぞ」って言ってたけど、本当に来るのかな…。
それまでテットーでいっぱい遊んで、いっぱい食べて、鬼をやっつけられるように成長したいね!
そういえば。
鬼が帰っていった後に誰かがシャワーを浴びていたのだけど、あれは誰だったんだろう。
▶「裏舞台編」へ続く・・・