袋を抱えてやってきた、スタッフの沢辺さんに子どもたちが寄っていきます。
「沢辺さん、なにやってるの?」
「お花をね、買ってきたから植えようと思って。」
「私もやりたい!」
お花はただ植えるんじゃなくて、その前にやることがあるみたい。
タネの部分をぷちぷち取っていきます。
「何で取るの?」
「これがついているとね、栄養が取られちゃってたくさん咲かないの。」
「へー、」
わかっているのか、いないのかは、ともかく。
こういう作業が必要だということを、なんとなく知りました。
どれが取るところなんだろう?
お花を通して、生まれるコミュニケーション。
ほのぼのと、たのしそうな空間です。
「お花ねえ、頑張って植えたからきれいに咲くと思うよ!」
何気なく見ているお花も、
こうやって植えに来てくれる人がいて、
手入れをしてくれる人がいて、
だから、こんなきれいに咲くんだね。
言葉で教えるよりも、
こういうかかわり合いの中でいろいろと感じられた
そんな昼下がりだったようです。