遊びの中で、ど~してもイスがほしかった男の子たち。
家の向こうから、抱えてもっていくことにしました。
彼らにとって、持っていく先は、かなり遠い。
持っているものは、とても重い。
でも、必死で抱えます。
寒いし、手もかじかむし、重い。
心がくじけそうです。
このとき、この子の中でどんな葛藤があったのかな。
がんばってまた歩き出しました。
先に運び終わった友だちの手助けも、いらない、ときっぱり。
「おうち、すぐそこよ!」
「あともうちょっと、あともうちょっと…」
ようやく、ゴールできました。
これ、大人は何一つ指示を出していないんです。
この子たちが、自分で考えて動いて、がんばったんです。
「は~おなかすいちゃった。」
「つかれちゃったねえ。」
お疲れ様でした。
よくがんばったね。
一生懸命ということ、は、こういうことだと思いました。