大人はため息をついてしまう、そんな天気が続きます。
こどもの目には、どう映っているのでしょうか。
耳をすませばぱらぱら音がして、目をあげればきらきらと反射する。
特別な特別な、素敵な世界が広がっているかもしれません。
お母さんが持ってきてくれたレインコートを着て、長靴を履けば、
雨の日だって、外にでかけられる。
好きなところに、自分で行けるんです。
雨が降っていたら、外に行けない。
室内で過ごさなきゃ。
それは、大人の感覚なのかもしれません。
だって、こんなに楽しそう。
風邪をひいちゃうかも。 …たしかに。
寒いでしょ?濡れちゃうし。着替えも大変。 …たしかに。
でも、この姿。
この日にしか感じられないたくさんのこと
この子はいっぱい体験しているわけで。
雨の音、しずくの模様、水の感触、キラキラの世界。
ねえねえ、どんなふうに見えているの?
お母さんも、思わずこの表情。
そう。だって、今この時をめいっぱい楽しめることができているんだもの。
汚れちゃったね、冷たいね。
そんなあたたかい言葉と笑顔で、お迎えしてくれました。
寒かったら、ちょっとだけあたたまろう。
すぐにタオルで拭いて、服を着替えようね。
憂鬱さを少し吹き飛ばす、
そんな素敵な子どもの見ている世界。
こんな時期だからこそ、一緒にのぞいてみましょう。