肌寒くても、曇り空でも。
朝、準備するときに、空を見て、気温を見て、
「今日はこんな感じから始めよう」と
考えながらやってみますが。
子どもたちの遊びの幅は、
天気や気温じゃ、決まらないようです。
今日はなんだか、のぼれそうだ。
そう思ったら、恐る恐るでも滑り台に登ってみたり。
「こわい、こわい」と言いながら、今日は足をあげられたり。
日々、できたりできなかったり、できなくなったり、やりたくなくなったり。
やりたくなってやってみて、はまったり。
こどもたちの遊びの移り変わりを、心の移り変わりを、
じっと見ていると、なんとなく感じられるような気がします。
大人が、
「仲間に入れてあげなよ」とか
「順番にやりなよ」とか、言わなくても。
こどもたちは、その場にその言葉がなくても、いや、その言葉がなければ。
自分たちで案外どうこうできたりするんです。
こどもたちが過ごす遊びの日々は、
偶然と気分と、いろいろな要素でつくられているんだなあと実感しました。
そして、その移り変わりを、「おもしろいなあ」とじっと見ていられる贅沢さを
かみしめた日でした。