とある朝、開園準備で室内のカーテンを開けてみると、裏ウッドデッキにたくさんのサクラが散り落ちていました。
サクラはまだまだ満開なのに、「なぜ?」と思っていたのですが、実は思わぬ珍客による仕業でした。
この原因は、「ワカケホンセイインコ」と呼ばれる鳥でした。
「ワカケホンセイインコ」とは、本来、インド南部やスリランカに生息している緑色の鳥です。
日本には飼い鳥として持ち込まれたものが逃げ出したりして、
1960年代に入ってから関東地方などで野生化し始めたと考えられているそうです。
(日本鳥類保護連盟ホームページより抜粋し引用)
そして、この鳥が世間を賑わせているのが、東京のサクラを食い散らかしているということ。
サクラの蜜を好物とし、満開のサクラを1つずつちぎっては吸い、地面に落とすという行動をしているのです。
以前、NHKの「ダーウィンが来た!」で放送されていて印象に残っていたのですが、
テットーひろばのサクラも例外ではなかったのですね…。
人に対する警戒心が低いため、インコの真下で撮影していても全く動じませんでした。
自然的に散っていることもありますが、現在、テットーのサクラの8割程度は散り落ちてしまいました。
今週末は雨予報も出ているので、明後日が見納めかなぁと思います。
人間としては少しでも長くサクラを愛でていたいですが、インコとしても死活問題なのでしょう。
自然と人間の共生って難しいですね…。