いえもん先生、第2弾!

昨年12月4日(日)、日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)主催の定例勉強会「スタディ・スタヂオ Online Vol.18」に、プレーリーダー・いえもんが話題提供者として登壇しました。

 
『シティズンシップ教育』とは、誰もが自身を取り巻く問題状況に対して意見を言うことができ、意思決定や社会形成に参加する権利をもつ民主主義社会を構成し、そこに積極的に参加する「市民」を育てるための教育をいいます。
(出典:佐藤博志(編著)「クリエイティブな教師になろう ―これからの教師像と5つの視点」2018年)

〈シティズンシップ教育〉と〈プレーパーク〉の関係性から、日々の取り組みがシティズンシップの醸成にどのようにつながっているかについて、これまでの知見をふまえてお話させていただきました。

 
「意思決定や社会形成に参加する権利」と聞くと、プレーパークでは、子どもたちの〝やってみたい!〟と思う遊びを自由にできたり、地域の住民運営で成り立っていたりする事例が思い浮かびます。

でも、パワーポイント資料を作っていて思ったんです。
一番、シティズンシップを発揮しているのって、〝赤ちゃん〟ではないかと。
資料にも書きましたが、乳幼児期は自身の感情を表現することでコミュニケーションをとり、その中で、快であれば「笑う」、不快であれば「泣く」という表現をとおして、相手に対して自分の意見を表明している、と。

この考え方には、参加者のみなさんからたくさんの共感をいただきました。その中で印象的な感想を紹介します。


子どもの意見表明をいうときの「意見」の英語表記は「opinion」ではなく「view」で、こどもの視点からどう見えているのかが重要。そういう意味では、赤ちゃんのように不完全でも「view」のまま表出する機会が少ないと感じた。


プレーパークの日々の取り組みは、シティズンシップ醸成をしていくことを目的にしていません。
なので今回お話した内容は、無意識的に結びついているものばかりなのですが、それでも、参加したみなさんからは有意義な感想をいただけて嬉しい限りでした。
当日、ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!

主催団体の担当者が、当日のレポートを作成していただきました。
こちらから読むことができますので、お時間あるときに熟読してくださいね(笑)

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