5/15水曜日、新緑の藤棚の下で、今年も子育て支援講座「さんかくのおはなし会 ~子どもの発達と子育てのお話~ 」を開催しました。
講師にカワムラヒサコさんをお招きしてお話し会を行いました。
カワムラさんはADHDのお子さんを持つママでもあり、ペアレントメンターや学校サポーターとしても活動されています。
幼稚園や学校での子どもの悩み、子どもとの接し方の相談など…参加者の皆さんから、色々なお話が次々に出てきます。
皆さんのエピソードに、「うんうん、わかるわかる」と他の人も共感しきりです。
そして、カワムラさんからのポジティブなメッセージが胸を打ちます。
カワムラさんは先日、三歳くらいの子どもとお母さんがこんな会話をしているのを見かけたそうです。
「おかあさん、こっちのみちにいこうよ」
「家に帰るのに遠回りだから、こっちの道には行かないよ」
「やだ、こっちのみちにいこう」
しばらくこんな会話を続け、お母さんはついに根負けして、遠回りの道に行くことにしたそうです。
親は、よかれと思って子どもの先回りをしたり、口を出したりしがちです。
でも、ときには子どもに自分で選ばせててあげたり、自分で考えさせたりすることも大切なのではないでしょうか。
いつもと違う道には、きっといつもと違う景色が広がっていて、新しい出会いが待っているかもしれません。
涙あり、笑いあり、あっという間の1時間半でした。
カワムラヒサコさん、ありがとうございました。