行政刷新会議「事業仕分け」

 ※いつもは、テットーひろばでの出来事などをつづり、
テットーひろばに来た事のない人たちが、
来れるきっかけになればと始めたブログですが、
今回は、ちょっと政治の話を書かせてください。


みなさん、ご存知ですか?
11日から行われている政府の「事業仕分け作業」。
今朝、新聞で公表された見直し結果に見慣れた文字があってびっくり。
子どもゆめ基金」が廃止10事業の中に入っているではないですか!
http://yumekikin.niye.go.jp/
これは大変だ~!
国は子ども支援活動をなくすつもり?!

なんて思ったんだけど、この件はそんなに単純では無いみたい・・・。


 「子どもゆめ基金」は、テットーで受けたことはないんだけど
プレーパークなど住民がボランティアで子ども活動をする時には
とても縁のある制度です。
「子どもにより良い環境を」と思って活動を始めるとき、
まずぶつかるのはお金の問題。
子どもゆめ基金の助成を受けることで、遊び場活動を
始めることが出来たというところも少なくありません。
とにかく、市民活動にとって
とっても、ありがたい基金であったのは確実です。

ゆめ基金助成活動一覧
しかし、今回の行政改革でポイントになっているのは『天下り』。
やり取りの中でも
蓮舫議員:「すみません、ちょっともう一度確認します。
      この『子どもゆめ基金』を運用している独立行政法人、
      天下りはいますか?」
文科相担当者:「官公庁役職としまして、2名おります」
蓮舫議員:「天下りがおりますね」
どうやら、この2名って言うのも文部省からの役員出向の人数であり、
ワンクッションのある人も入れたら、
常勤理事5人全員が天下りとも言えるみたい。
独立行政法人国立青少年教育振興機構 役員> 
20年度、理事長の年間報酬:1800万円
理事:1300~1400万円
常勤職員383人 平均43.0歳 年間報酬平均635万
こういった実態を見るかぎり、組織としてのゆめ基金は
改革に値するのではないか?という考え方もあるようです。
つまり、私たちのように草の根活動をしている者が
声を上げるべきは
「子どもゆめ基金を廃止するな!」ではなく、
「このまま事業を無くしてしまうのではなく、
真に子どもたちをささえる活動を支援するための
まっとうな組織を作り直して欲しい。!」

と声を上げることなのかもしれません。
以上、大分ややこしい話になりましたが、
「私には関係ないわ。」と感じるような人にこそ、
現状を知ってもらいたくて書かせてもらいました。
長い文章を読んでくださり、ありがとうございます。

この文章を書くに当たって、
日本冒険遊び場作り協会の運営するMLでの
協会理事佐々木さんの投稿に、考えるきっかけを頂き
NPO法人ゆめ・まち・ねっとの渡部さんの投稿に
自分の知識の浅はかさを気づかされました。
どうもありがとうございました。

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