ドイツから学ぶ子どもの遊びと子育て

2月25日(月)の午前中、子育て支援講座「ドイツから学ぶ子どもの遊びと子育て」を開催しました。

講師には、フリーランスのプレーワーカーで、NPO法人日本冒険遊び場づくり協会代表を務める、

どっくんこと関戸博樹さんです。

 

のざわテットーひろばのオープン当初から、室内を間借りして事務局を構えている、

NPO法人日本冒険遊び場づくり協会との共催で、今回の講座が実現しました。

 

まず前半は、子どもの遊びや行動をとおした成長・発達に関する話でした。

 

 

子どもの成長・発達には、意欲、協調性、忍耐力、計画性といった「非認知能力」を

高めることが大切で、それは遊びをとおして育まれることとか、

遊びは誰かに〈評価〉されたり、他の誰かと〈比較〉されたりするものではないこととか。

 

ペアワークも間にはさみながら、インプットだけでなくアウトプットも行いながら、

それぞれの学びを落とし込んでいきました。

 

 

後半は、ドイツにおける現地の文化や遊び場の様子を伝えていただきました。

 

ドイツは子どもの遊びや施策にかなりの予算をつけていることを背景に、

「遊びは大人になるための準備だから」という、ミュンヘン州環境局部長の言葉が印象的でした。

教育や福祉など、子どもと直接関わりがない部署の行政職員が当たり前のように話すことは、

ドイツ全体が、子どもの教育を真剣に考えている証拠のように感じます。

 

脳科学などちょっと難しい話題まで及びましたが、どっくんの経験から来る柔らかな語り口で、

「うんうん」とうなずいている方が目立っていました。

生後3~4ヶ月の子どもをもつお母さんをはじめ、さまざまなパーソナリティをもった方が参加され、

関心の高さを伺えました。

 

 

 

あっという間の1時間半で、講座が終わってからも質問する方が多く、盛会のうちに終わりました。

ぜひ一度はドイツに行って、どっくんの話をもとに、現地の文化や声を肌で感じてみたいなと思いました。

 

どっくん、ありがとうございました!!

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